電験三種の試験ガイド

電験三種の合格率・難易度・勉強時間

公開日: 2026年7月10日

電験三種(第三種電気主任技術者試験)の合格率は、直近の実施でおおむね13〜21%で推移しています。4科目という範囲の広さから難易度は高めですが、科目合格制度を使えば一度に4科目そろえる必要はありません。必要な勉強時間は前提知識によって差が大きいため、総時間の目安よりも「科目ごとに逆算する」考え方が実践的です。本記事では、電気技術者試験センターが公表する数値にもとづいて、合格率の推移と難易度の実態を整理します。

直近の合格率の推移

電気技術者試験センターが公表している、4科目そろっての合格率(総合合格率)の推移は次のとおりです。

実施期受験者数合格者数合格率
令和5年度下期24,567人5,211人21.2%
令和6年度上期25,416人4,064人16.0%
令和6年度下期24,547人4,117人16.8%
令和7年度上期24,766人3,201人12.9%
令和7年度下期24,176人3,164人13.1%

(出典: 電気技術者試験センター 各期試験結果)

このように、合格率は実施期ごとに10%台前半〜20%台前半の間で変動しています。問題の難易度に応じて合格基準点そのものが調整されることもあるため、1回の結果だけで「今回は難化した」と決めつけすぎないことも大切です。

科目別の合格率も年度で変わる

4科目すべてに合格した人の割合とは別に、科目ごとの基準点到達率(科目別合格率)も公表されています。直近3期の理論科目を例にすると、次のように振れ幅があります。

実施期理論科目 受験者数合格者数合格率
令和6年度下期17,266人5,044人29.2%
令和7年度上期17,173人3,217人18.7%
令和7年度下期17,087人4,077人23.9%

(出典: 電気技術者試験センター 各期試験結果 科目別内訳)

また令和7年度下期の科目別合格率を比べると、理論23.9%・電力20.7%・機械19.8%・法規21.1%となっており、大きな差はありません。この期は理論が最も高い一方、令和7年度上期は理論が最も低い18.7%でした。年度によって順位が入れ替わるため、「この科目だけ軽視してよい」とは言い切れず、4科目とも基礎から対策するのが安全です。

電験三種はなぜ難しいと言われるのか

合格率の低さの背景には、次のような要因が挙げられます。

必要な勉強時間の考え方

電気技術者試験センターは、必要な勉強時間の目安を公表していません。前提知識(電気系学科の出身か、実務経験があるかなど)によって必要時間は大きく変わるため、総時間の数字を追うより、「1科目あたり週に何時間、何ヶ月」と科目ごとに逆算するほうが計画を立てやすくなります。科目合格制度を使えば、1年で1〜2科目に学習を集中させて仕上げる、という組み方もできます。総時間の目安がひとり歩きしやすい試験だからこそ、自分の残り科目数から逆算する考え方をおすすめします。

よくある質問

なぜ合格率は年度によって変動するのですか?
試験委員会が、その回の問題難易度を踏まえて合格基準点を調整しているためです。年度によっては60点を下回っても合格となるケースがあります。
科目によって合格率は大きく違いますか?
実施期ごとに順位が入れ替わっており、特定の科目が常に易しい・難しいとは言えません。直近の科目別データは、各期の試験結果として公表されています。
独学・働きながらでも合格できますか?
科目合格制度を使えば1科目ずつ取り組めるため、まとまった学習時間を確保しにくい社会人でも計画的に進めやすい試験です。

まとめ

電験三種の合格率は直近5期で13〜21%の範囲で推移しており、科目別に見ても年度によって難易度は変動します。総時間の目安にこだわるより、科目ごとに計画を立てて、理論のような土台科目から着実に得点源を増やすのが現実的な近道です。

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本記事は、一般財団法人 電気技術者試験センター等の試験実施団体とは関係のない非公式の学習情報サイトによる解説であり、合格を保証するものではないため、合格率・試験制度の最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。