電験三種の試験ガイド

電験三種「理論」の勉強法と出題傾向

公開日: 2026年7月10日

電験三種の理論科目は、電力・機械の土台になる計算中心の科目です。電気技術者試験センターの公表資料によると、出題範囲は電気磁気理論・電気回路理論・固体電子理論・真空電子理論・電子回路理論・電気/電子計測の6分野で、試験時間90分・18問(うち選択問題2問)で構成されます。結論としては、公式を丸暗記するのではなく「使いどころ」とセットで身につけ、直流回路→交流回路→静電気・電磁気→電子回路の順で固めていくのが効率的です。

理論科目の出題範囲

電気技術者試験センターが公表する令和7年度の問題作成方針では、理論科目は次のように説明されています。

電気に関する基本物性や計測技術に関する理解と分析力を問う。電気磁気理論、電気回路理論、固体電子理論、真空電子理論、電子回路理論、電気・電子計測を出題範囲とする。

大きく分けると、次の3グループで整理すると学習計画が立てやすくなります。

分野内容
回路理論直流・交流回路、三相交流、共振・過渡現象
電気磁気理論静電気・クーロンの法則、コンデンサ、電磁誘導
電子・計測理論半導体・電子回路、電気・電子計測

試験の構成

理論科目は試験時間90分、100点満点中60点前後が合格の目安です(年度により調整される場合があります)。問題数は18問(うち選択問題2問)で構成され、知識で答えやすいA問題と、計算過程を要するB問題の両方が出題されます。90分という時間の中で、即答できる問題と時間のかかる計算問題のどちらに時間を割くか、配分を意識しておくと本番で焦りにくくなります。

理論科目の合格率は年度で変動する

直近3期の理論科目の合格率(基準点到達率)は次のとおりです。

実施期受験者数合格者数合格率
令和6年度下期17,266人5,044人29.2%
令和7年度上期17,173人3,217人18.7%
令和7年度下期17,087人4,077人23.9%

(出典: 電気技術者試験センター 各期試験結果 科目別内訳)

このように同じ科目でも、合格率は10ポイント以上動くことがあります。「前回は易しかったから今回も」という予測はあてにならないため、出題範囲全体を満遍なく固めておくことが、安定した得点につながります。

理論の勉強法(4ステップ)

  1. 公式は「使いどころ」とセットで覚える。 オームの法則・電力の公式から、単位や使う場面までまとめて覚えます。
  2. 直流回路→交流回路→三相交流の順で固める。 回路計算は積み上げ型の分野なので、順序を飛ばさないことが大切です。
  3. 静電気・電磁気・電子回路で得点を上積みする。 図や比較でイメージから理解すると定着しやすくなります。
  4. 計算問題は途中式ごと確認する。 答え合わせのときに、どこで計算を間違えたかを確認する習慣が、B問題での失点を減らします。

つまずきやすいポイント

こうした典型的な誤りは、間違えたときに「なぜ間違えたか」を一言メモしておくと、同じミスを繰り返しにくくなります。単に答えを覚え直すより、混同した公式のペアをセットで復習するほうが定着しやすい分野です。

よくある質問

理論科目は独学だけで対応できますか?
出題範囲が明確な科目のため、公式の使いどころと計算演習を反復すれば独学でも対応しやすい科目です。ただし、他科目より計算の反復量が必要になります。
出題範囲のどこを優先すべきですか?
直流・交流回路の計算は電力・機械の理解にもつながる土台のため、最優先で固めるのがおすすめです。そのうえで静電気・電磁気、電子回路の順に広げると効率的です。
理論の学習はいつから始めるとよいですか?
電力・機械の理解にも影響するため、4科目のうち最初に着手する人が多い科目です。試験は年2回実施されるため、早めに取りかかると科目合格制度を使った計画にも余裕が生まれます。

まとめ

理論科目は出題範囲が明確な一方、合格率は年度によって変動します。公式を使いどころごと理解し、直流回路から順に積み上げるのが安定した近道です。電験三種 理論 合格ドリルでは、公式カード・B問題の途中式・本番形式の模試を無料で試せます。

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本記事は、一般財団法人 電気技術者試験センター等の試験実施団体とは関係のない非公式の学習情報サイトによる解説であり、合格を保証するものではないため、出題範囲・試験制度の最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。