公開日: 2026年7月10日
建設業経理士2級の合格率は、直近5回の実施で32.2%〜47.7%の範囲で推移しています(一般財団法人建設業振興基金の公表データより)。1級や3・4級と比べると中間に位置する難易度で、受験資格の制限もないため、簿記の基礎から順に積み上げれば独学でも十分に狙える範囲です。本記事では、公表データにもとづいて2級の合格率の実態と、他の級との難易度の違い、必要な学習期間の考え方を整理します。
建設業振興基金が公表している、直近5回分の2級の実施結果は次のとおりです。
| 実施回 | 実施日 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 第34回 | 令和6年3月10日 | 8,920人 | 4,255人 | 47.7% |
| 第35回 | 令和6年9月8日 | 8,083人 | 2,952人 | 36.5% |
| 第36回 | 令和7年3月9日 | 9,014人 | 4,254人 | 47.2% |
| 第37回 | 令和7年9月7日 | 8,010人 | 2,577人 | 32.2% |
| 第38回 | 令和8年3月8日 | 9,226人 | 4,386人 | 47.5% |
(出典: 建設業振興基金 過去の実施状況)
最も低い回で32.2%、最も高い回で47.7%と、15ポイント以上の差が生じています。実施回によって出題の難易度や受験者層は変わるため、直近1回の数字だけを見て一喜一憂しすぎないことが大切です。なお、次回の2級試験は令和8年9月13日に実施が予定されています(建設業振興基金 R8上期試験情報より)。直近の日程は建設業経理の試験日程にまとめています。
同じく建設業振興基金の公表データから、直近5回分の合格率の範囲を級ごとに比べると、次のようになります。
| 級 | 主な内容 | 直近5回の合格率の範囲 |
|---|---|---|
| 1級 | 原価計算・財務諸表・財務分析(3科目) | 科目により17.7%〜45.8% |
| 2級 | 建設業の簿記・原価計算及び会社会計 | 32.2%〜47.7% |
| 3級 | 建設業の簿記・原価計算(基礎) | 58.3%〜70.7% |
| 4級 | 簿記のしくみ(入門) | 69.8%〜79.1% |
1級は科目によって幅があり、原価計算が最も低く17.7%〜24.8%、財務分析は26.4%〜45.8%、財務諸表は27.9%〜36.8%で推移しています。建設業経理士2級は「建設業経理士」を名乗れる最初の級で実務評価が高い一方、合格率で見ると1級ほど難しくなく、入門級の3・4級よりは確実に難易度が上がる、中間的な位置づけです。迷ったときは建設業経理検定で級ごとの違いを確認してから決めるのも一つの方法です。
建設業振興基金の受験案内では、2級の到達目標を「実践的な建設業簿記、基礎的な建設業原価計算を修得し、決算等に関する実務を行えること」としています。出題科目は建設業の簿記・原価計算及び会社会計の1科目で、試験時間は120分、受験資格の制限はなくどなたでも受験できます。
建設業振興基金は、必要な学習時間の目安を公表していません。簿記の知識がどれだけあるかによって必要な期間は大きく変わるため、総時間の数字を追うより、出題範囲を分野ごとに区切って「あと何分野残っているか」で逆算するほうが計画を立てやすくなります。仕訳・帳簿の基礎を固めたうえで、完成工事原価の集計、精算表・財務諸表の作成へと段階的に進めると、無理なく仕上げやすくなります。
2級の合格率は直近5回で32.2%〜47.7%の範囲にあり、1級と3・4級の中間に位置する難易度です。総学習時間の目安にこだわるより、出題範囲を分野ごとに区切って計画を立てるのが現実的な近道です。
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本記事は、一般財団法人 建設業振興基金等の試験実施団体とは関係のない非公式の学習情報サイトによる解説であり、合格を保証するものではないため、合格率・試験制度の最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。