公開日: 2026年7月10日
消防設備士 乙種6類(消火器の整備・点検)は、受験資格が不要で誰でも挑戦できるうえ、出題範囲が機械系の分野にしぼられているため、消防設備士のなかでは取り組みやすい区分とされています。消防試験研究センターが公表する直近3年分のデータでは、合格率はおおむね35〜38%で推移しています。本記事では、公式データにもとづいて乙6の合格率の推移と試験の特徴、勉強のポイントを整理します。
乙種6類は消火器の整備・点検を行うための国家資格です。消防試験研究センターの公表情報にもとづく試験概要は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受験資格 | 制限なし(誰でも受験可) |
| 筆記試験 | 30問(法令10・基礎的知識5・構造機能整備15) |
| 実技試験 | 鑑別等5問(製図はなし) |
| 試験時間 | 1時間45分 |
| 合格基準 | 筆記は各科目40%以上かつ全体60%以上、実技は60%以上 |
| 受験料 | 4,400円 |
(出典: 消防試験研究センター「試験科目及び問題数」「試験の方法」)
消防試験研究センターが公表している乙6の全国集計は次のとおりです。
| 実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和5年度 | 25,136人 | 9,567人 | 38.1% |
| 令和6年度 | 25,835人 | 9,345人 | 36.2% |
| 令和7年度 | 32,400人 | 11,541人 | 35.6% |
(出典: 消防試験研究センター 試験実施状況)
合格率は3年連続でわずかに下がっていますが、これは受験者数そのものが増えていることとあわせて見る必要があります。令和7年度の申請者数は42,082人で、これは消防設備士の甲種・乙種すべての区分のなかで最多です。受験者のすそ野が広がるほど、対策の差が結果に出やすくなる点は意識しておくとよいでしょう。
こうした特徴に合わせて、乙6(消火器)の対策アプリも一問一答と鑑別を中心に収録しています。なお、乙6の試験問題には電気に関する科目がないため、電気工事士の資格を持っていても乙6の試験科目が免除されることはありません。免除が使えるのは、他の消防設備士の類を持っている場合などに限られます。
乙6は受験資格が不要で出題範囲も機械系にしぼられており、消防設備士のなかでは着手しやすい区分です。合格率は直近3年で35〜38%で推移しており、基礎的知識→法令・構造機能→鑑別の順に固めるのが近道です。乙6(消火器)の対策アプリで、収録問題の手ごたえを確かめてみてください。
本記事は、一般財団法人 消防試験研究センター等の試験実施団体とは関係のない非公式の学習情報サイトによる解説であり、合格を保証するものではないため、試験制度・受験資格・合格率等の最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。