公開日: 2026年7月23日
電験三種(第三種電気主任技術者試験)は、申込み時にCBT方式と筆記方式のどちらかを選んで受験します。結論から言うと、出題内容・問題数・合格基準はCBTでも筆記でも共通で、違うのは「パソコンで解答するか、マークシートに記入するか」という解答手段と、試験日程の組み方です。電気技術者試験センターは、令和8年度の実施案内でCBT方式をすすめる案内を出しています。本記事では、公式情報にもとづいてCBTと筆記の違いと選び方を整理します。
電気技術者試験センターの公表情報によると、CBT方式とは「試験会場にあるパソコンで出題・解答する方式」の試験です。第三種電気主任技術者試験は、この方式と、マークシートに記入する筆記方式のどちらかを申込み時に選択します。
出題形式・問題数・合格基準は、CBTでも筆記でも共通です。
| 科目 | 解答数 | 試験時間 | 合格基準 |
|---|---|---|---|
| 理論 | A問題14題・B問題3題 | 90分 | 各科目原則60点 |
| 電力 | A問題14題・B問題3題 | 90分 | 同左 |
| 機械 | A問題14題・B問題3題 | 90分 | 同左 |
| 法規 | A問題10題・B問題3題 | 65分 | 同左 |
(出典: 電気技術者試験センター「CBT方式のご案内」)
いずれも五肢択一方式で、A問題は一つの問に一つを解答し、B問題は一つの問の中の二つの小問にそれぞれ解答します。CBTを選んだからといって問題の難易度や採点基準が変わるわけではないため、「CBTのほうが簡単・難しい」という違いはありません。電験三種の科目別対策アプリも、CBT・筆記どちらで受ける場合でも同じ内容で対策できます。
CBTと筆記のもっとも大きな違いは、試験日程の仕組みです。電気技術者試験センターが公表している令和8年度の実施日程では、次のような構成になっています。
同じ上期・下期の試験でも、CBTの実施期間は筆記の実施日より前の時期に設定されています。特定の1日に予定を合わせにくい人や、早めに結果に向けて動きたい人はCBTの日程の組みやすさがメリットになります。逆に、紙のマークシートに慣れている人やパソコン操作に不安がある人は、筆記方式を選んでも試験の内容自体は変わりません。具体的な実施期間・日程は回によって異なるため、最新の日程は電験三種の試験日程で確認してください。
電気技術者試験センターが公表している令和8年度電気主任技術者試験の実施案内には、第三種電気主任技術者試験の受験にあたって、試験会場・試験日時を選んだり変更したりできるCBT方式をすすめる案内が明記されています。会場や日時を後から選び直せる柔軟さが、CBTが案内されている理由と考えられます。ただし筆記方式も引き続き選べる方式であり、どちらを選んでも出題内容・合格基準は変わりません。
電気技術者試験センターが公表している受験手数料は、インターネット申込みか書面申込みかで金額が変わりますが、CBT方式・筆記方式による違いはありません。手数料の面では、どちらを選んでも損得はない仕組みです。
電験三種のCBT方式と筆記方式は、出題内容・問題数・合格基準が共通で、解答手段と試験日程の組み方が異なるだけです。電気技術者試験センターはCBT方式をすすめる案内を出していますが、筆記方式を選んでも試験の内容自体は変わりません。自分の予定の立てやすさで選んで問題ありません。電験三種の科目別対策アプリで、CBTでも筆記でも役立つ基礎から対策を始めてみてください。
本記事は、一般財団法人 電気技術者試験センター等の試験実施団体とは関係のない非公式の学習情報サイトによる解説であり、合格を保証するものではないため、試験方式・日程等の最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。